毎日ママゴン

まつぼっくり3兄弟のママ

遠すぎる実家と激務の夫。フルタイムで働きながら毎日ワンオペ育児で頑張ってます!

私の弟の話

こんにちは!ママゴンです!

 

ちょっと1本書いたら、もうひとつ書きたい気分になったので勢いでパソコンカタカタすることにしました。

 

いきなりですが、私には3歳下に弟がいます。私がいま、36歳なので当たり前ですが弟は33歳。そして、弟のスペックは以下のとおり。

  • 独身
  • 実家暮らし(職場は父親のコネ就職で、実家から通勤可能)
  • 仕事は建築資材開発のプログラマー(聞こえはいいけど、田舎だしそんなに給料は良くないらしい)
  • 彼女なし(できる気配もまったくなし)
  • パソコン大好き(というか、完全なるオタクレベル)
  • 昔からかなりのインドア派
  • ネット大好き

 

・・・と、まぁこんな感じです。。。。。

 

比較的社交的な私と違って、正反対の世界に住んでいる弟。

 

今の時代、33歳で独身なんて都会ではまったく珍しくないですが、夜に蛍がとぶこともあるくらいの田舎では、かなりの出遅れ感満載です。しかも、彼女もいない・・・・

 

どうして、急に身内の話を書こうかと思ったかというと、産休に入って子供たちがいない時間が取れるようになったので久々に母と電話で女子トークをしたのがきっかけ。

 

弟の変わり者レベルが尋常じゃないって話になったのです。

 

で、何が原因なのか?を探っていった結果、弟のスペックの最後にある「ネットが大好き」が原因なんじゃないか、となったわけです。

 

こんなにネット(SNSなども含む)が当たり前ではなかったほんの10年ほど前まで、見ず知らずの他人同士が顔も見えないところでコミュニケーションをとるなんてことは非日常でした。

 

相手の顔も見えなければ、声も聞こえない。ただ、文字や画像が羅列されているだけの空間。参加したいときに参加したい分だけ、参加する空間。

 

ド素人の私がわざわざここで書く必要もないほどに、オンライン上のコミュニティの特殊性や中毒性は名だたる専門家たちによって語られているわけですが、弟はまさにその「ネット住民」と化しているわけです。

 

人は完全なる固体では生きていくことはできず、必ず誰かと関わりを持ちながら生きるわけです。それは、『人は人のためにしか生きられない生き物』だから。

だから、産まれもって承認欲求を持っている。でも、その承認欲求が自分の望む形で得られなかったとき、

  1. 自分の何がいけなかったのか?改善の余地はなにか?
  2. 自分は何も間違ってない。相手が自分のことを理解していないのが悪い

を考えられる人とと、大まかにわけて2通りあると思うんです。

 

対人関係を良好に保とうとする行為は、集団生活をベースとしてきた類人猿のなごりで、当然の行為。だから、相手の顔色を伺ったり、発言の内容を押したり引いたりしながら距離を測りつつ、その集団の中での自分の立ち位置を見つけていくのが、本来人間としての正しいあり方なんじゃないかと、少なくとも私は思うわけです。

 

でも、弟は実生活で得られなった共感や同意をネットの世界に求めている。同じ価値観を持った人間しか集まらない、恐ろしく狭い世界へアクセスすることで、自分自身の存在価値を求める。

 

ネット上のコミュニティがいけないと言いたいわけじゃない。ただ、ネットが発達して繋がった関係でwin-winであるのは、唯一ビジネスにおける関係だけなんじゃないかと思っているのです。

 

個人が完全に個人的な関係を求めて繋がるオンライン上の関係は単なる、傷の舐め合いになることが多く、確かに共通の趣味を持った人と知り合えるという面もあるかもしれないけれど、それはそういった集まりに顔を出すことで十分に足りると思うのです。

 

こんなこと書くと、「自分は社交的だからそうじゃない側の人間の気持ちがわからないんだ」とか言われそうですが。

 

物事にはすべからく、裏と表が存在していて、それは切り取る断面によって見え方は変わるのだけど、弟とネットの関わり方を見ている限りでは、弟に人として、社会人として、良い影響を与えているとは思えません。

 

自分の意見と少しでも違うことを言えば激高し、相手が黙るまでしゃべり続け、論破したような気になってる。

 

そうじゃない。ということにまったく気付くこともなく。

 

社会と正常な関わりが持てている大人が、弟との関わりを持たないようにしていることに気付いていない。

 

ここ数年、父や母にまで『俺様が正しい』という絶対論を振りかざしている弟をみていると、たまにニュースで流れてくる「実家暮らしの独身の息子が父親(もしくは母親)を・・・・・』という、あれが起きてもおかしくないんじゃないかと、怖いことを考えてしまう自分がいます。

 

でも、冗談抜きでそのくらい弟は人が変わってしまったという思いが、年々強くなっているのです。

 

どこかで手を打たなければ、と思うけれど、遠く離れたところで暮らしているし、私にも大切な家族がいるのだし、安易な行動は起こせないのです。ただ、両親がもっと年老いて自分たちのことで精一杯となる前に、どうにか弟を更正させたいと思うのです。

 

神様は弟にそういう試練を与えてくれるのかな。与えてもらっても、経験を無駄にするかもしれないよな・・・。

 

「なるようにしかならない」って昔からよく言うけど、あれは「やることをやったひと」にだけ与えられることで、何も必要な努力をしていない人間には「自業自得」な環境が残るだけなんじゃないのかな。

 

思考の整理がしたくて書いてみたけど、ちょっと暗い気分になりました(笑)

 

でも、このままでいいとは思えないし、頭の片隅でたまに思い出しながら、解決の方法を探っていけたらと思います。