毎日ママゴン

まつぼっくり3兄弟のママ

遠すぎる実家と激務の夫。フルタイムで働きながら毎日ワンオペ育児で頑張ってます!

どうする?子どもの英語教室

こんにちは!ママゴンです!

子どもが3歳程度になってくると、周りでも「習い事どうする?」といった会話が多く聞かれるようになりますね。近年では、胎教や0歳児からのおけいこも増えてきていると思います。

そして、多くの親が習わせたいと思っている習い事の代表が水泳と英語ではないのでしょうか。 息子が通う保育園でも2歳児クラスから任意(月謝制)で英語教室(読み書きと会話が混ざっているスタイルのようです。)に参加することができます。保育園が契約している英語の先生が毎週決まった時間に園内の教室で教えてくれるといったスタイルで、2歳児は2,500円で1回あたり30分、3歳児からは3,500円で1回40分です。(月に4回あります。)では、世の中の一般的な英語教室の費用はどれほどなのでしょうか?

英語教室に掛ける費用

近年のグローバル化傾向を重要視して、学校でも低学年から英語が必須となりました。しかし、それ以上に街の中には英語教室・英会話教室が溢れていますね。

世間では平均月額が6,000円~8,000円というのが一般的な金額のようです。結構しますねぇ。しかも、積極的に習い事をお考えになる親御さんの場合、英語だけでなく水泳や女の子であればバレエなどもあるでしょうから、1月あたりの費用は2~3万ほどになるのではないでしょうか。ちなみに、ベネッセなどの大手の調査結果によると、幼児期の習い事の平均月額は1~1.5万のようです。年会費や交通費などを加味したとして、年間で安くても8万以上は掛かることになります。

理論的にみて

現在の脳科学においては、脳の言語野の成長は6歳までということがわかってきています。しかしこれは、6歳を過ぎたら言語習得ができなくなるという意味ではなく、6歳まではどんな言語であってもネイティブな発音で覚えやすいということで、例え成人していたとしても本人のやる気さえあればいくらでも話せるようになります。その逆に、日常会話で問題ないレベルまで身につけても、その後まったく使わなければ話せなくなります。

これは限りある脳の機能を無駄なく使うために人間に備わった能力であり、使わない分野は刺激がないためにどんどん衰退していきます。私の知り合いでも、小学生2人と奥さんを連れてアメリカに2年留学した家族がいます。そこのお子さんは2人とも渡米後3ヵ月もしないうちに英語オンリーで友達と遊ぶようになったそうですが、帰国後わずか2年足らずでほとんど話せなくなったと言っていました。(もちろん、父である知人は日常的に触れているためそんなことはない)

こういう例でもわかるように、日常生活において不必要なことは情報が削られていくようにできているんですね。そう考えると、英語教室(英会話教室)を1歩外に出れば見るもの聞くもの、話すものすべてが日本語という環境において英語が本当の意味で身についていくとは考えにくいです。

ましてや、小学生→中学生→高校生となるにつれ、文法重視の試験型英語に浸されていくというのに。それだって、授業が終われば日本語だけの世界になるわけです。(英語しか使用できない一部の私学は除いたとして)

我が家の方針

長男は保育園での英語教室に参加していましたが、ある時「つまらない。遊んでる方が楽しい。」と自分の意志をはっきりと伝えてきたので、すぐに退会しました。長男はクラスのほとんどが英語を受けている時間も参加しない少数のお友達と楽しく遊んだり、先生のお手伝いをしたりと充実した時間を過ごしているようです。

英語をかじるくらいなら、母国語である日本語に対する知識や正しい使い方などを身につけるほうが先だと思っています。歴史があって奥の深い日本語を生活の中で学んでいけるように、絵本や児童書にたくさん触れる機会を設けていきたいし、親の私たちも色んな分野の本を読んで自宅の本棚にずらっと並べています。

読書で語彙力を身につけるだけでなく、日常的な会話においても自分の意見をきちんと伝えられるように誘導しています。「どうして」「なぜ」「だから」などの理由付けから、論理的思考ができるよう癖付けるようにします。

英語を話せるようにしたい(なりたい)目的は何でしょうか? 早期教育は良いことだと思うけれど、そういった類のものにおいて親は子供に結果を望んではいけないと思っています。「ただ楽しくて、やりたいから通っている」ことが大切で、そこに掛けた時間と費用の見返りを求めることは子どもの可能性を潰すだけかな、と。そういう意味でお金をかける価値があるならば、英語に限らず早期教育はしてもいいのかな、と。

まとめ

子どもは何も考えていないようで、実は大人以上に自分の置かれている環境をよくみて、感じているものだと思うことがあります。 「こうあってほしい」「こうなってほしい」という親の想いはいつの時代も変わらないと思いますが、目の前にいる自分の子どもはいま、何が好きで、何に興味を持っているのかを観察し、その興味がもっと伸びるようにそっと手を差し伸べるという姿勢を崩さずにいることが何よりも大切だと思っています。