「ママの作るごはんは美味しい」という呪縛から放たれる
こんにちは!ママゴンです!
私は独身時代のほとんどを仕事に捧げる生活を送り、結婚してからも子どもが出来るまでは掃除機も買ってなかったし、ごはんも作らなくていいならお弁当とか外食とかばかりしてました。
掃除機がなかったのは仕事人間2人が暮らす家に汚れる要素がほぼなく、クイックルワイパーで足りていたからだし、ごはんを作るくらいならその時間を仕事に充てたいと思っていました。だから、大人だけの生活の時から洗濯機もドラム式でできるだけ干すものが少なくなるようにしているし、食洗機も完備してました。
でも!でもですよ、子どもが産まれるとごはんだけは効率化を図るのが難しい環境になるんです。しかも、日本人ってなぜか「おふくろの味」という言葉からもわかるように、「母親の作るごはん=美味しいはず」という概念を持っていると思うんです。少なくとも、歴代の彼氏や現在の夫においても例外なく、
「前の彼女は料理が下手だった(上手だった)」とか、
「手作りのごはんが食べたいな~♪」とか平気で言う。
別にごはんは男性が作ってもいいわけだし、彼女だから妻だからごはんを提供し続けなければいけないなんて決まりはないはず。と思ってるけど、言ったことはないw
ちなみに私の料理の腕前はというと、クックパッドの殿堂入りレシピ的な「間違いないだろう」というものを大体レシピ通りにつくるレベルです。オムライスの卵はとろとろになんて仕上がらないし、第一仕上げたいと思ったこともない。だって、お弁当屋さんのオムライスの方が上手だし、すごく美味しい!
日本の国民食のカレーも作るけど、そもそも市販のカレールーの出来が素晴らしいから大体外れないように仕上がるし、チャーハンも冷凍技術が進んでおそろしいほど美味しい。
それに加えてフルタイムで働いていると、ご飯をじっくり手間暇かけて作るなんて行為自体が物理的に無理なので、どうしても手抜き料理になりがちなんですよね。ワンオペで子ども達と遊ぶ時間を捻出しなければならないとなると、掃除や洗濯以外で削れるところは炊事…となり・・・。
そんなスタンスで来たがゆえ、うちの長男は「ママの作るごはんより、〇〇のほうが美味しいよねー」と平然と言い放つようになりました(汗)
息子よ、すまん。君のおふくろの味は卵焼きということにしておくれ
確かに料理上手なお母さんのごはんを毎日モリモリ食べて育った方が味覚の成長だとか思い出だとかそういう意味ではよろしいのでしょうが、別に私だって食べられないほどマズイものを提供してるわけじゃないし、たまたま長男の好みに私の味付けが合わなかっただけということにしていただきたい・・・・。だって次男は何を出しても「うんまっ」といって食べるんだから♡
タイやベトナムでは屋台で食べるのが当たり前で、マレーシアとかだとメイドさんに作ってもらうのが当たり前らしく、特にマレーシアはそうやって家事労働を減らすことで女性の社会進出の後押しにもなってるとか、聞いたことがあります。
現状の日本でメイドさんを雇うなんてお金持ちしかできないから、私には無理な話だけど、メイドさんがいない分、ちょっと街中を見渡せば安くて美味しいお惣菜とかお店とかがたくさんあるのだと思って、結構な頻度で利用しています。
料理が好きじゃない母親が必死になって作ったごはんが美味しくなくて我慢して食べるより、「美味しいね」と言いながらいろんな会話をして食べるごはんの方が今の私の生活には合ってると思う。いずれ、息子たちが成長期に入っておそろしく食べるようになるまではこのスタンスでいいか、と思ってます。どうせその時期になっても「質より量」なのだし。
ということで、これまで私は「なんで一生懸命作ったのに食べないのよ!!」というストレスを感じたことがありません(笑)ズボラなお母さんでどーもすいません。
ズボラなお母さんでも作ると好評なのが豚の角煮。愛用している圧力鍋はコレです。