毎日ママゴン

まつぼっくり3兄弟のママ

遠すぎる実家と激務の夫。フルタイムで働きながら毎日ワンオペ育児で頑張ってます!

ワンオペ育児。

こんにちは!ママゴンです!

世の中のママのどのくらいがワンオペで育児をがんばってるんだろうか。 うちは夫が超がつくほどの仕事人間なので、子供ができる前も産まれてからも、家には寝に帰ってくるだけの状態です。

私も独身時代は仕事にすべてを捧げるような生活をしていたし、それを特に不思議にも思ってなかったのですが、子どもが産まれて、さらに周りに頼れる身内がいないとなると、頼りになるのはそこに寝てる旦那だけって状況に気付きました・・・ でも、肝心の夫は子どもが産まれたからって、日常生活の実務的なレベルで夫としてパパとして奥さんが思い描く理想人物となり得る男性は圧倒的に少ないのではなかろうか?

ひと昔(ひと世代)前と比べたら、いわゆるイクメン的な男性は増えてきているとは思います。妊婦健診にも毎度付き合ってる旦那さんをよく見かけるし。でも、だからといって出産後の大変な時期にその気持ちを理解できる男性はすごく少ないと思うし、大体からして男性は女性ほど相手の気持ちを察するという行為自体が苦手なように出来ている気がします。

遥か昔、まだ人間が狩猟で生活していた頃から脳の造りはほとんど変わっていないと推測されていて、だとすると家族を養うために必死で獲物を追わなければいけない立場の男性が、「あ、隣を走ってるやつ、今日はちょっと顔色が悪いな。体調悪いのか?」とか、そんなこと考えていたら獲物は追えないだろうし、獲物が獲れないということは死活問題だし、みんなお手て繋いで仲良しこよしなんてやってる余裕はなかったと思われます。

やや話が脱線しましたが、いずれにしろ、うちの夫は妊娠中でも大きくなった私のお腹をたまに触るくらいで、両親学級の時も横でしっかり寝てたし、ベビーが産まれたからっていきなり甲斐甲斐しく身の回りの世話をし始めることはこの時点で既に期待すべきではない状態だったと言えます。(悲しいけど。)

ワンオペ育児

某牛丼店での働き方が問題になったことがきっかけで、育児・家事などをどちらかの親(大抵は母親と思う)が一手に引き受けている状態を指す言葉として派生したことは、まだ記憶に新しいかと思います。今では、ママ同士の会話の中で「うちはワンオペだから〜」なんて会話も聞かれるようになりました。ただ、この場合も本家のワンオペと同様、良い意味では使われていません。

で、私もこの言葉が出始めた頃は特に何も考えずに使っていました。事実、我が家は私がフルタイムで働きながら、保育園の送迎を始め、家事・育児のすべてを私がひとりでこなしているから。どこからどう見ても完全なる『ワンオペ』です。毎日激務で、さらにいつ出張が入るかわからない主人をアテにしていては、生活が成り立たないので必要に駆られてワンオペ体制になった感じです。

本当にワンオペ?

私はもちろん母親であり、妻でもあるので、子育てに限らず生活全体を通してそういう視点で物事を捉えがちで、妻側あるいは母親側からみれば、うちの旦那は

  • 朝は私たちが出て行く時に起きる
  • 帰宅はいつも深夜
  • 休みの日も基本、午前中は絶対寝る
  • 散らかった部屋を素通り
  • 言わないと家事は何もしてくれない

と、まぁ挙げればキリがないほど色々ありやす。

でも、ここで少し見方を変えると、

  • 毎日深夜の帰宅でも、文句も言わずに毎朝また出勤する
  • 人手が足りない中で仕事を間に合わせなくてはいけないから、いつも期限に追われてストレスフル
  • 上司からの誘いや取引先との接待は、帰りたくても最後まで居る
  • 家族のために来る日も来る日もひたむきに働き続けてる
  • 休みくらい寝ないと体がもたない
  • ストレスを発散する時間も必要だ
  • 片付けや手伝いはしたい気持ちはあるが、そんな気力は残ってない

と見ることもできます。

育児って本当に我慢することが多いし、“こども”という自分以外の時間軸で動かなくてはいけないので、ほんとぉぉぉーーーーーにストレスが溜まりやすいです。これは行動心理学でも証明されているのですが、人は他人軸で動く時にものすごくストレスを感じるのだそうです。そんなもんだから、つい「あれをしてくれない、これをわかってくれない」と不満に思ってしまいます。自分が少しでもそのストレスから解放されたいと思っているからです。

でも、逆に私は主人が肩に背負っている重責とプレッシャーと、仕事での環境やその時々の気持ちをすべてわかってあげられるか?と聞かれたら、答えはNO。主人がこうしてサボらず、成果を上げ、お給料をもらってくれるからこそ、明日のご飯の心配もしなくていいし、あったかい布団で寝られるのです。そう考えると、私ひとりで育児をしているわけじゃなくて、我が家の場合は金銭担当がお父さん、実務担当がお母さんという構図になっているとみることもできます。

出世欲や上昇志向がなく、残業もせず毎日家事や子どもの世話を積極的にしてくれるご主人をもつママから「うちは色々やってくれるけど、いつもお金のことを気にしていなきゃいけなくて、買いたいものもかなり我慢してるし、それなら家にいなくていいからお金持ってきてほしい。」というお話を聞いたことがあります。

そうだ、それ。私は上昇志向の強い男の人が好きなのだ。「万年ヒラでいですよ」というタイプの男性には魅力を感じないの事実。だから、夫はスーパー仕事人間なのだし、そうやって仕事に打ち込んでいる夫をみるのが好きで、そういう夫を支えているという自負が自分の一部にあることも認識している。

自分で選んだ道なのだと気付いた瞬間でもありました。

考え方が変わったきっかけ

そんな私も長男が生まれて、更に3年後に次男を出産して、次男の育休があけて、今の職場に来るまではずっと「どうしてわたしだけがこんな大変な思いをしなきゃいけないの!仕事に行って帰ってきて、休みの日もゆっくり寝られていいよね!」っとずーーーーーーーーーーーっと思ってました。

ストレス発散だとか、体力維持のためだとか言いながら、プールやバスケに出掛けていく旦那が嫌で仕方がなかったです。「わたしだって好きなときにやりたいことやりたい!」と。

独り身の時代から次男を出産するまで、私は女性の職場にいました。だから、仕事をしている男性と関わることが極端に少なかった。でも、今の職場に勤めるようになって、ドクターやその他の男性と関わるようになって、“その使命を全うするために働いていて、素敵だな”と感じる男性は、
「家庭のことは妻にまかせっきりで・・・(照)でも、そのおかげでこうして仕事に打ち込めるから、本当に感謝している。」
と口を揃えたように同じようなことを言ってました。

こういった男性側の意見を直に聞いたことで、私の家庭での役割は何も子どもの世話に限ったことだけじゃなくて、旦那さんが「やっぱり家はいいなぁ」と感じてもらえるように、自分の立ち振る舞いを含めて、その環境を整えてあげることも、子供の世話と同じだけ大事なことなんだと思えるようになりました。

これは、本当に自分の中での大きな変化。自分の考え方が変わっただけで、こんなにも世界が変わるものなのか!と。

まとめ

これは私の見解ですが、人間は使えるエネルギー量が決まっていて、仕事:家庭=50:50の男性もいれば、うちみたいに99:1みたいな男性もいると思います。夫婦は協力して家庭を築いていかなければいけません。(結婚式のとき、誓った) 目に見える実務的なところだけを取り上げていては、本当に大切なことを見失ってしまうし、夫婦があって子供がいるのだから、子供ありきで旦那さんをみてはいけないと思う。

次第に子どもは親の手を離れて、いつかまた夫婦ふたりの生活に戻る日がきます。 その時に、「いっしょにここまで頑張ってきたね。ありがとう」と言える夫婦でありたいと思います。 ※まだ3人目がお腹にいる状態で、一体何年先の話をしてるんだか・・・(・_・;)